シナリー本社 営業所ニュース プロメイクセミナー基礎技術編 5回生 その3 2013年12月10日 (火)
今日からは、いよいよポイントメイクになります。まずは、アイブロウです。

その前に、ブラシについて。
メイクブラシの毛質にも、天然と合成とがありますね。現在は、技術が進んでいますので、触っただけではその違いは分りにくいです。
天然の毛質の表面にはキューティクルがあるから、粉黛を捕まえやすい形状になっています。また天然の毛でも、イタチの毛とリスの毛では用途が違います。イタチは水生動物なのでその毛も水に強くなっています。逆にリスは陸生動物ですから、水には弱い。ですから、リップブラシはイタチを。チークブラシには、リスが使われます。ファンデーションやパックなどには、天然以上に水に強いナイロン製のブラシがよく使われます。

肝心なのは、お肌と同じくお手入れ。特に天然のブラシは、洗浄した後のすすぎと、自然乾燥が大切。しっかり形を整えてから、自然乾燥させれば元通りのコシのあるブラシに戻ります。

さてアイブロウですが、眉は人格を現すとさえ言われています。眉がないと表情が消えてしまいます。能面や、公家さんの顔を思い出していただければ分るかと思います。人は、相手の情報や感情を、顔で読み取ります。逆に考えると、眉で意思表示をすることが出来ます。

このように、顔の中でもとても重要な眉ですから、メイクアップする上でも苦手という声がよく聞かれますね。ご自身のメイクをする際にも、ルージュやファンデーションが苦手というより、圧倒的に眉が苦手という人が多いようです。


ということは、眉をお客様のご注文通りに、いやそれ以上に素敵な眉をご提案できたら、お客様を満足させることが出来ますね。

眉を画くにも定義やテクニック、流行など、気を付けなければならない事がたくさんありますが、これも経験が大切ですね。机上の理論よりも、たくさんの経験を積むことで、自然に提案が出来るようになるのではないでしょうか。



<記:oshika>
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